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霧立越 白岩山・扇山

山の記録/前泊 219 (ごぼう畠登山口から 霧雨に覆われ落人が逃れた椎葉越えの道、霧立越の稜線歩きを楽しむ
年月日(曜日) 平成23年11月4日(金)
天気・気温 曇り時々霧雨  山頂16℃・登山口16℃/約1030m 
山名  白岩山   扇山‥二回目
高さ  1620m  1661m     
コース難易度 体力 ★★   技術★   危険★
所要時間 行き 0時間20分:やまめの里7:35⇒:55ごぼう畠登山口
帰り 3時間30分:内の八重15:20⇒16:25やまめの里:40⇒17:40佐俣の湯19:05⇒:30御船IC⇒:45北熊本SA:55⇒20:40鳥栖
山歩きルート ごぼう畠8:00⇒:25白岩峠:30⇒:50白岩山9:05⇒10:30馬つなぎ場:35⇒12:05山小屋13:05⇒:35扇山:50⇒15:10内ノ八重
実歩行時間 5時間40分:(ごぼう畠⇒45分 白岩山⇒215分 扇山⇒80分 内の八重)
駐車場 ごぼう畠登山口に、数台駐車可。
立ち寄り温泉 石段の郷 佐俣の湯 500円 TEL:0964-46-4111  第三水曜休 露天風呂・シャンプ-あり 登山口から約80分
民宿 やまめの里 TEL:0982-83-2326 \8,505‥一泊二食

◇ごぼう畠登山口へのアクセス
 R265の鞍岡本屋敷から右折して町道を上る。霧立越登山口のゲートの先にやまめの里がある。波帰集落を過ぎて上るとカシバル峠があり、更に上ると、ごぼう畠登山口がある。
今回は、民宿の送迎バスで民宿から登山口へ、下山口から民宿へ。
画面クリックで写真拡大

民宿 やまめの里

佐俣の湯
◇ごぼう畠登山口⇒白岩越⇒白岩山⇒馬つなぎ場⇒山小屋⇒扇山⇒内ノ八重
 民宿の送迎バスで案内板がある、ごぼう畠登山口へ、霧雨が降っている。きれいに整備された登山道へ入る、自然林の中を登ると白岩峠に着いた。やや左向きに南の稜線へ、緩やかないわゆる霧立越と言われる古い峠道で那須大八郎が平家の残党を追うため越えた道で、昔を偲ぶ様に霧雨に覆われた道を進む。間もなく防獣ネットのゲートと「白岩山石灰岩岩峰植物群落」の看板があり、白岩山の中に入って行く。岩場の急坂を登って行くと石峰の白岩山に到着、山頂標柱には1620mとある。
 霧に覆われ展望はなく、写真を撮り慎重に下り次の防獣ネットのゲートを閉めて保護域を抜け稜線沿いのコースを南に進む。「水呑ノ頭」の分岐を通り緩やかなアップダウンで南に向う、稜線沿いには、大きなブナが聳えている。やがて1626mのピークを過ぎると下りベースのアップダウンとなり、霧立越の稜線を進むと道標が現れ「馬つなぎ場」に到着、小休止。更に南へ辿り始めると稜線の右側を巻いて進み、次第に高度を上げていき1535mピーク越え進むと「平家ブナ」の道標が現れた。道脇に朽ちた根元だけが残っている。更に縦走路を上下しながら進む、朽ちたブナ巨木が登路に被さったいる。先に進むと扇山山小屋に到着、きれいな山小屋で昼食休憩をする。
 昼食後、道標に従い扇山への上り坂に取り付く。大きな岩のそばを通り、途中の岩のピークを越えて下るとシャクナゲの群生地が現れた後、岩場を登ると扇山々頂に到着、2等三角点と特徴のある標柱がある。ここでもガスに覆われ展望はない。
 写真を撮り、道標「内ノ八重2400m」に従って下る。シャクナゲ群生地の株間を抜けると自然林のスズタケのコースとなり、中が空洞の巨木が見え、根元に「イチイ古木 縄文時代より生きているかも‥」の標識が立っており、皮のように残された外側の梢には枝があり緑の葉も付いている。尾根筋を進んで行くと右側に下り始める、大きな岩に木が張り付いた重ね岩を過ぎ急坂のジグザグ下りとなる。水場を過ぎやや不安定な足場をクリアしヘアピンを繰り返しながら下って行く。やがて谷間から谷筋のコースとなりガレ谷を横切って林道に飛び出した、内ノ八重登山口に到着。
 ごぼう畠登山口から内ノ八重登山口まで約12km霧立越の長い道のりを歩き通した、落人が越えたブナの自然林が残る稜線漫歩を楽しむ事ができた。

民宿のバスで、ごぼう畠登山口へ

整備された登山道を白岩峠へ

白岩峠から、白岩山へ

白岩山で

水呑ノ頭分岐

霧立越

馬つなぎ場

平家ブナを見る

扇山山小屋‥ここで昼食

扇山へ登る

扇山で

イチイの古木

大きな岩に木が張り付いた、重ね岩

大きな倒木の下を通る‥倒木も半端じゃない

下山途中の紅葉

            (しらいわやま・おおぎやま)

友遊山歩き