山口の二日目は、開花期を迎えたカタクリに出合う為に寂地山を目指す。寂地峡案内所から林道を進み寂地峡へ入り、五竜ノ滝がある竜ヶ岳峡の滝巡りへ、入口にある延齢水で喉を潤して遊歩道を上る。五竜ノ滝のまず竜尾ノ滝から、登竜、白竜、竜門、竜頭と名前がつけられたきれいな水が流れる沢沿いと橋を渡りながら急な階段を登りつめると木場トンネルへ出た。右へ薄暗いトンネルを抜け新緑の渓谷へ、竜生橋を渡り渓流に沿って進む。何回も赤い橋を渡りタイコ谷出合いへ小休止する。ここから木段なども含めて急登し、稜線上の鞍部のミノコシ峠に着いた、西中国山地国定公園の説明板などがあり、左の右谷山稜線上にはカタクリ群生地がある様なので少し行ってみると沢山の花が咲いている。戻って縦走路を進むと山道沿いにカタクリが沢山咲いている。ピークの山腹を巻いてブナの稜線を緩やかにアップダウンして進むと稜線上にもカタクリの群落が次々に現れる。南寂地山を乗り越えて下るとこの辺りにもカタクリがびっしりと咲いており、鞍部が寂地林道分岐でベンチもある、そこから登ると１０分程で寂地山々頂に到着、ブナ林の原生林の平たい山頂は展望はないが大勢の登山者が休憩をしており、昼食休憩をする。
　帰路は分岐まで下り寂地林道ルートへ、大きな杉林の中をジグザグに急な木段を下り、延命水のポイントを過ぎて更に下ると林道終点に飛び出した。ここから林道を暫く下り、犬戻遊歩道へ入り犬戻ノ滝を見て沢沿いにくだるとあずまやがある遊歩道終点で、再び林道と合流した。車をデポしていたので、ここまでで今日の山歩きを終わった。
　今回は、きれいな水が流れ落ちる五竜ノ滝や新緑の寂地峡と可憐なカタクリの群落に出合い楽しんだ山歩きであった。