古処山

山歩きの記録/えびの市営露天風呂ロッジ泊り 37高千穂河原登山口から 天の逆鉾立つ天孫降臨神話の山 を巡る
    年月日(曜日) 平成16年5月25日 (火)
天気・気温 晴れ(快晴)   山頂18℃・登山口10℃/970m 
山名 高千穂峰(日本二百名山・九州百名山) 
高さ  1700m 
コース難易度 体力 ★★   技術 ★   危険 ★☆
所要時間 行き 0時間20分:えびの市営露天風呂7:30⇒:50高千穂河原・駐車場
帰り 0時間20分:高千穂河原駐車場・登山口12:15⇒:35えびの高原駐車場
山歩きルート 高千穂河原8:00⇒9:00御鉢火口縁:10⇒:45高千穂峰10:25⇒11:00火口縁⇒:50高千穂河原
実歩行時間 3時間00分(高千穂河原⇒高千穂峰 95分)(高千穂峰⇒高千穂峰 85分)
駐車場 高千穂河原駐車場・登山口に、100台以上駐車可能の県有料駐車場あり(普通車410円)
立ち寄り湯 白鳥温泉 上湯 300円、TEL:0984-33-1104、休み第一火、登山口から30分位
宿泊先(前泊) えびの高原市営露天風呂ロッジ、1750円(風呂付き・別に寝具代850円・自炊調理場あり)、TEL:0984-33-0800、宮崎県えびの市

高千穂河原登山口へのアプローチ
えびの高原から県R1を南下、新湯温泉の入口から県R104へ。湯之野で左折、しばらく行くと高千穂河原の駐車場へ到着した。

高千穂河原登山口で

白鳥温泉上湯
ここで一句 乳呑児(小鹿)を 赤きガレ場に 残せしは いずこで親は 何となすらむ、.S
霧島に ひとあし早き 蝉しぐれ〆.E
逆矛に 龍馬伝説 神の山?.O
山ツツジ 御鉢噴煙 小鹿泣く`.K
◇高千穂河原(自然研究路)⇒御鉢の火口縁⇒鞍部⇒高千穂峰
高千穂河原から右へ石畳の自然研究路に入り、ミヤマキリシマを見て樹林帯の中を歩く。大鳥居からの道と合流し御鉢に向って真直ぐ進む。赤茶けた火山礫の道になり、歩きにくくなる。樹林を抜けると本格的な登りとなり、御鉢までのザレ場の直登が始まる。遥か上まで一望できる斜面は、登っている登山者がすべて見える。ザレ場は道がなく、広い斜面の溶岩を探して滑らない様に登る。急斜面を上がると火口縁に出た。広大で迫力満点の、御鉢の景色が待受けていた。火口縁の所々に、丈の低いミヤマキリシマが這いつくばる様に咲いており、下界では見れない自然の姿に疲れが吹き飛び‥感動!
 道幅の狭い馬ノ背と呼ばれる火口縁を周って広い丘状の鞍部に出ると、眼前に高千穂峰の急斜面が迫っている。灰色火山礫のザレ場に木の階段があるが、崩れて用をなしていない。少しづつ進むと、日の丸の旗がそよぐ山頂に到着。高千穂峰最高点は柵で囲まれ、中央には天ノ逆鉾が突き立っていた。天孫瓊瓊杵尊降臨之霊峯≠フ石碑があり、峰守の石橋さんに話を聞いた。
 

御鉢への登山道(急斜面のザレ場)

御鉢の火口縁

噴煙を上げる御鉢

高千穂峰山頂で
◇高千穂峰⇒鞍部⇒御鉢の火口縁⇒(古宮址)高千穂河原
山頂は360度の眺望で、南から桜島・高隈山・男鈴山・市房山、北西は昨日歩いた韓国岳〜中岳の縦走コースが見渡せた。よくぞ歩いて来たと感慨に耽った。快晴で登山者も多く、大坂や都城の人と一緒で賑やかだった。下山は往路を下り、ザレ場を慎重に降りる。御鉢の八ヶ所から、上がる噴煙を見ながら火口縁を進む。長い下りのザレ場に、まだ小鹿が歩けず蹲っている。峰守の要請でザックに入れて運ぶ。悪路を終え樹林帯から、右へ石畳を下る。古宮址の玉砂利を進むと、高千穂河原に到着。ビジターC職員の指導で、森に小鹿を放すと自力で立ち歩いて行った。元気に育てと案じつつ、白鳥山へ登る為、えびの高原へ移動した。高千穂峰は年末から御鉢が噴煙を上げており、赤茶けた火山礫のザレ場と山肌秀麗な山容、山頂からの大展望を求め多くの人が訪れる素晴らしい山であった。

天孫降臨の石碑

高千穂峰で(後は韓国岳)

山頂から御鉢

古宮址で

友遊山歩き