古処山

山歩きの記録/やまめの里 えのはの家 泊 89  ごぼう畠/白岩山登山口から ブナ原生林の歴史の道・霧立越 を縦走する
 年月日(曜)  平成18年4月27日 (木)
天気・気温 晴れ   山頂14℃・登山口12℃/約1350m 
山名 白岩山‥(九州百名山) 扇山‥(九州百名山)
高さ  1620m         1661m           
コース難易度 体力 ★★   技術 ★   危険 ★
所要時間 行き 2時間35分:鳥栖5:50⇒6:35北熊本SA7:05⇒:20御船IC⇒8:25馬見原⇒:40やまめの里9:20⇒:35ごぼう畠/白岩山登山口
帰り 0時間40分:内の八重林道17:05⇒:45やまめの里
山歩きルート ごぼう畠9:40⇒10:00白岩峠:05⇒:30白岩山:40⇒12:00馬つなぎ場13:00⇒14:20山小屋:35⇒:55扇山15:10⇒16:15内の八重
林道不通ヶ所を歩いて移動:内の八重登山口16:20⇒17:00林道工事ヶ所で送迎車にPicUp
実歩行時間 4時間50分(ごぼう畠⇒白岩山⇒馬つなぎ場 125分)(馬つなぎ場⇒扇山⇒内の八重 165分)
駐車場 ごぼう畠/白岩山登山口に、数台駐車可。
宿泊先 やまめの里 えのはの家 風呂あり 8,085円‥一泊二食  TEL:0982-83-2321 不定休  白岩山登山口から 15分位

ごぼう畠/白岩山登山口へのアプローチ
御船ICからR445を左折し山都町矢部へ、左折しR218を進む。馬見原交差点をR265へ右折し五ヶ瀬町へ入る。約11.5km(約15分)の本屋敷三叉路を右折する。(五ヶ瀬ハイランドスキー場への道標から)霧立越縦走の案内を過ぎ、直ぐ左下にやまめの里≠ェある。今回はやまめの里≠ノ送迎付き宿泊を行う。先程の道を上り、スキー場を過ぎて間もなくゴボウ畠登山口がある。

霧立越登山口

やまめの里 えのはの家
 ごぼう畠/白岩山登山口で ここで一句

えのは食む 一期一会の 杣の宿
峰渡る 古道伝説 夏兆す
鴬の 鳴いてまた鳴く 深山かな
落人の 里にしだるる 藤の花
霧立の 尾根に春待つ 蕾かな
◇ごぼう畠/白岩山登山口⇒白岩峠⇒白岩山⇒馬つなぎ場
山道に入るとブナ・ミズナラなど落葉樹の自然林を上る。やがて霧立越の稜線に達し白岩峠へ。関所に登山届を記帳し、緩やかな稜線を進むと西側の樹間に国見岳が見える。鹿よけの柵を開閉して岩峰をロープで登ると白岩山々頂に到着。向霧立越の雄大な山並みが続いている。縦走路に下る岩峰付近に、山芍薬が沢山の花芽をつけている。(地元の人は6月が見頃)ブナの自然林の緩やかな尾根道を上下して進むと、ミズナラの樹林の馬つなぎ場に到着。昼食休憩する。

ごぼう畠より 山道を上る

登山届に記帳
‥白岩峠(杉越)で

鹿よけの柵を開閉して入る
‥白岩山頂の下

石灰岩の
‥白岩山々頂

緩やかなアップダウンの
‥霧立越縦走路

昼食休憩
‥馬つなぎ場
 馬つなぎ場の道標
ブナやミズナラ
‥縦走路
 平家ブナの古木
扇山山小屋
 石灰岩の露頭
夫婦の木
‥二本の木が寄り添う

開花前だった石楠花

扇山々頂  イチイの木 石灰岩の塔

重ね岩

涸れ谷へ
 内の八重/扇山登山口
崩壊した林道
◇馬つなぎ場⇒扇山山小屋⇒扇山⇒内の八重/扇山登山口
自然林にミツバツツジが彩りを添えた稜線を進むと平家ブナの古木があった。やがて山小屋に到着、宿泊ができる様だ。あと600mの道標から扇山を目指す、石灰岩の露頭や夫婦木を見て上ると石楠花(まだ花芽が固く開花前であった)の群落が囲む扇山々頂に到着。山頂からは石堂山・市房山・国見岳や先程の白岩山など雄大な眺望である。帰路は内の八重コースへ、石楠花の群落から緩やかな下りになり小さな広場に出るとイチイの木がある。右に下って行くと大きな石灰岩が現れ、左に重ね岩の岩塔を見て下る。やがて涸れ谷に出て谷沿いになると林道に出た、内の八重登山口の記念碑がある。水害で林道は寸断されており大きな被災をうけている。橋が流された川を越え約3kmを下って、無線で連絡をとり合って送迎車と出会う。石楠花は開花前だったが、ブナ原生林の古道・霧立越縦走は馬が荷物を運んだ道であり、緩やかなアップダウンの快適な稜線漫歩の山歩きであった。

                                    (たはらやま)

友遊山歩き