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甘木 大平山

南アルプス遠征 山の記録/仙流荘前泊 145北沢峠から 藪沢カールを抱いた仙丈ヶ岳と霊峰甲斐駒に立ち南アルプスの絶景 を楽しむ
年月日(曜日) 平成20年7月27日(日)‥移動日 28日(月) 29日(火) 30日(水) 31(木)‥移動日
天気・気温 のち曇り・ガスのち晴れ・ガス  仙丈ヶ岳山頂10℃・北沢峠登山口17℃/約1960m  甲斐駒が岳山頂18℃・仙水小屋9℃/約2140m 
山名 仙丈ヶ岳(日本百名山) 甲斐駒ヶ岳(日本百名山)
高さ 3033m           2967m
コース難易度 体力 ★★★☆   技術 ★★   危険 ★★
所要時間 行き 9時間20分:鳥栖7:00⇒:27博多:39⇒11:32名古屋12:00⇒13:52塩尻14:13⇒:34辰野15:05⇒:38伊那市:45⇒16:20仙流荘
帰り 9時間05分:桃の木温泉9:07⇒10:00甲府:48⇒13:00静岡:12⇒14:10名古屋:15⇒17:40博多:52⇒18:12鳥栖
山歩きルート @仙流荘前8:05⇒(南アルプス林道バス)⇒9:00北沢峠
@仙流荘前8:05⇒9:00北沢峠/大平山荘9:25⇒11:50馬ノ背ヒュッテ12:40⇒13:35仙丈小屋14:20⇒:50仙丈ヶ岳15:15⇒:40小屋
A仙丈小屋7:15⇒8:15小仙丈ヶ岳9:05⇒:55五合目(大滝頭)10:00⇒11:15北沢峠12:15⇒13:10仙水小屋
B仙水小屋4:25⇒5:00仙水峠:05⇒6:40駒津峰:50⇒8:20甲斐駒ヶ岳9:20⇒10:40駒津峰11:00⇒:35双児山:50⇒13:10北沢峠
B北沢峠:30⇒(南アルプス林道バス)⇒14:00広河原15:00⇒(山梨バス)⇒16:15桃の木温泉
実歩行時間 15時間10分(北沢峠⇒255分 仙丈ヶ岳・小屋⇒240分 北沢峠・仙水小屋⇒220分 甲斐駒ヶ岳⇒195分 双児山・北沢峠)
宿泊先 前泊:仙流荘¥9,200 二日目:仙丈小屋¥8,000 三日目:仙水小屋¥6,500 四日目:桃の木温泉¥11,700‥全て一泊二食

◇北沢峠登山口へのアクセス
JR:鳥栖⇒博多⇒名古屋⇒塩尻⇒辰野⇒伊那市
タクシー:伊那市⇒仙流荘 
南アルプス林道バス:仙流荘⇒北沢峠

仙流荘

桃の木温泉 山和荘
◇南アルプスの山々!

鳳凰三山と富士山

北岳

仙丈ヶ岳

甲斐駒ヶ岳と摩利支天

遠くに北アルプスの山々

早川尾根と鳳凰三山
◇北沢峠/大平山荘⇒馬ノ背ヒュッテ⇒仙丈小屋⇒仙丈ヶ岳⇒仙丈小屋
 仙流荘から南アルプス林道バスで北沢峠へ向う。峠へ着く時、雨となり山荘で雨支度をして大平山荘の右手から藪沢新道の樹林帯に入る。雰囲気の良いツガの樹林帯を進むと傾斜がきつくなり、藪沢の渓流の音が聞こえて大滝が見える。藪沢に出て雪渓が残っている付近から対岸に渡り、小さな滝を見て沢沿いに上って行く。雨が上がり振返るとV字谷越に甲斐駒ヶ岳が見え、大滝ノ頭からの山道と合流し坂道を登ると馬ノ瀬ヒュッテに着き、昼食休憩をする。ダケカンバの斜面を上りきると馬ノ背に乗り、前方に藪沢カールを抱えた仙丈ヶ岳が見える。馬ノ背を進むと高山植物が目立ちお花畑の群落が見事である。左にカーブして藪沢源頭の清流を進むと仙丈小屋へ到着、周辺の山並みはガスで時々しか見えない。手続きをして荷物を置き山頂へ、稜線に出てカールの淵を廻り仙丈ヶ岳の山頂に立つ。あいにく北岳はガスに覆われており、左手に富士山が一瞬見えたがその後は姿を現さず山頂での記念写真を撮り、カールを小仙丈ヶ岳方面へ下り仙丈小屋へ戻った。

北沢峠(大平山荘)から、藪沢新道へ

樹林帯を進みます

藪沢の雪渓を渡ります

藪沢を登ると滝がありました。

小仙丈尾根からの道と合流しました

馬ノ背ヒュッテで、昼食休憩しました

馬ノ背尾根に出ると仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳まで見えます

仙丈小屋に泊まりました

仙丈ヶ岳山頂で
◇仙丈小屋⇒小仙丈ヶ岳⇒五合目(大滝頭)⇒北沢峠⇒仙水小屋
 朝起きて外を見ると小屋の周りはガスに覆われている様である。しかし出発準備中にガスがとれ陽射しが出て小屋から小仙丈尾根に取り付き尾根に出る。残念ながら東側はガスに覆われて北岳・富士山は見えない、小仙丈ヶ岳に向って下って行くと二十名程のパーティが上って来ている、山旅ツアーの様で先頭と後方は大分離れている。稜線を進むと小仙丈ヶ岳に到着、ここも大勢の登山者で賑わっている。北岳・富士山の姿を見るため時間をかけ東の山並みのガスがとれるのを待つ事にするが状況は変らない。
 正面に甲斐駒ヶ岳を見てお花畑からハイマツ帯を通り樹林帯に入る。やがて五合目の大滝ノ頭を経て急坂を下り北沢峠へ着いた。峠の小屋で昼食を休憩し林道を山梨側に下り、道標から仙水小屋・仙水峠への道に入る。右手の河原は多くのテントが張られている、北沢駒仙小屋の前を通って北沢沿いに堰堤を越え沢を横切って進むと仙水小屋へ着いた。仙水小屋は太陽熱を集めて湯を沸かしたり、渓流で水力自家発電をしたり色んな工夫がしてある。今日の夕食もアウトドアで行うと説明があり、樹林の中で多彩なメニューが出された。

右下の小屋から、小仙丈尾根へ

小仙丈尾根を進みます

小仙丈ヶ岳で

尾根の樹林を下り、大滝頭(五合目)へ

北沢峠から、北沢沿いに進みます

仙水小屋は、おいしい夕食でした
◇仙水小屋⇒仙水峠⇒駒津峰⇒甲斐駒ヶ岳⇒駒津峰⇒双児山⇒北沢峠
 今日は星空が見え良い天気の様だ、4時過ぎにライトをつけて出発する。樹林帯を抜けると岩が積み重なった独特の斜面を進んで行く。やがて仙水峠に着くと、前方からご来光の陽射しに照らされ峠から周辺の山が一気に浮かびあがって感動する。左の樹林帯に入り急坂をゆっくりと登って行く、高度が上がりハイマツ帯に出ると仙丈ヶ岳や北岳、早川尾根、鳳凰山塊の先に富士山も見えてきた。流れる汗を拭いて進むと駒津峰で、多くの登山者で賑い休憩する。正面には目指す甲斐駒ヶ岳山頂が大きく聳えて待っている。ハイマツ帯の細い尾根を下り六方石に向う。ここから岩尾根を直登するコースと分れ、右に進んで砂礫斜面のコースに入り山腹の登山道を巻いて登って行く。摩利支天への分岐を過ぎ傾斜がきつい砂礫道を登ると黒戸尾根からの道と合流し甲斐駒ヶ岳山頂に到着した。
 広い山頂には三角点や神社が祀られており、眼前に仙丈ヶ岳、鳳凰三山、北岳、遠くには中央アルプス、北アルプスの山々を見渡す絶景を楽しむ事ができた。途中で見え楽しみにしていた、山頂からの富士山はガスに隠れて見えなかった。帰路は駒津峰まで往路を戻り、ここからハイマツ帯を下って登り返しピークに出て双児山へ。ここからは樹林帯の中を急下降し北沢峠へ着いた。
 今回は、出だしから雨となりどうなる事かと心配したが雨は一時間程で小止みとなり、その後は天気が回復し予定通りの山歩きを行う事ができた。山頂からはガスに覆われ富士山を見る事が出来なかったが、駒津峰から見る事ができて良かった。特に最終日はお天気に恵まれて、北アルプス、中央アルプス、南アルプスの山々など3000m級の絶景を楽しむ事ができた。

岩が積み重なった斜面を進みます

ご来光です‥am5:00/仙水峠で

仙水峠から急坂を登りました

駒津峰で

前方の甲斐駒ヶ岳へ

ハイマツ帯の尾根を進みます

六方石を過ぎ、右に進んで砂礫斜面コースへ

岩の間を抜けて進みます

砂礫の急坂を上ります
甲斐駒ヶ岳山頂で
画面クリックで写真拡大

山頂下の雪先花です

砂礫の道を下ります

駒津峰へ

駒津峰を後に、双児山へ

双児山で小休止後、北沢峠へ下りました

            (おおひらやま)

友遊山歩き