七曲峠は天山の登山口でもあり、道を挟んで反対側にある彦岳への道標から丸太階段に取り付く。いきなりの急坂を登る、階段が終わると尾根の山道となり灌木帯の急坂を登って行き最初のピークを越える。緩やかな鞍部を経て次のピークへ、前方に高い頂きが見えてきた。小さなアップダウンを繰り返して左に植林帯が現れて緩やかな稜線を登って行くと８２１ｍのピークに到着。背の低いササ原が現れ、樹間から佐賀平野や脊振山系などの景色が見えて快適な稜線歩きとなる。やがて目の前に大きな岩が現れた、屏風岩の様だ。北側から回り込み、岩や木を握って登ると高度感がある岩上へ、佐賀平野が一望できるが逆光で見えにくい。屏風岩を過ぎると緩やかに下り、正面に彦岳の山頂が見える。緩やかにアップダウンしながら下り、最後の鞍部を過ぎると山頂部の登りにかかり、岩部と灌木帯を登りきると彦岳の頂上に到着。
　頂上部は灌木に囲まれ視界はあまり良くないが樹間に佐賀平野と脊振山系・嘉瀬川ダムも見え、小さな広場に三角点がある。昼食休憩し、帰路も往路を戻った。
　今回は、小春日和の好天気に恵まれて、屏風岩からの展望と稜線山歩きを楽しんだ。