英彦山大権現の駐車場から大南林道を進む、大権現では紅葉が見頃である。林道は荒れていたが鬼杉入口へ、ここから山道へ、取り付く。鹿よけの柵を開閉し登って行くと沢にかけられた橋を渡り、整備された山道を進みもう一度沢を渡ると間もなく鬼杉に到着。樹齢約1200年以上・高さ38m・幹回り12,4mの巨木である。眺めて写真を撮り、先に進む梯子場や鎖の有る岩場を越えると岩場に造営された大南神社がある。更に岩場を越えながら分岐を直進し、裏英彦山道への道標を確認して、籠水峠へ向かう。岩の間を縫いながら赤テープと番号札がつけられた山道を進む、涸れ沢の谷間を越え上がって行く。所々に紅葉し、落葉が敷き詰められた秋色の雰囲気が漂う樹林帯を登って行くと尾根へ、籠水峠で２６番の札がつけられていた。脇に、鹿の角の大絶壁が聳え立ち、開けた東側に由布岳も見た後、猫ノ丸尾へ向かう、いきなり急登した後ピークを越え、杉林の中、急坂を下り鞍部に出る。又、急登になるが直ぐに広い尾根に出て檜林を進むと、猫ノ丸尾山頂に到着。東は樹林帯で見えないが稜線上に尖った姿の岳滅鬼山、遠くに津江の山並みや九重方面も見えている。西方には三郡山系など展望も良い。
ここで昼食休憩し、帰路は往路を戻った。

　今回、裏英彦山道は、赤テープと番号札はあったが、道標は十字路と峠以外になく、進路を確認しながらの慎重な山歩きが必要で、山深い雰囲気を楽しむ事ができた。