古処山

山歩きの記録/出水市 薩摩つる乃湯‥前泊 80 中坪林道矢筈2号橋から 米ノ津コースの自然林を上り、360度の山頂展望 を満喫する
  年月日(曜日) 平成17年12月7日 (水)
天気・気温 曇り時々晴れ   山頂0℃・登山口3℃/約200m 
山名 矢筈岳(九州百名山) 
高さ  687m               
コース難易度 体力 ★   技術 ★   危険 ★
所要時間 行き 0時間30分:薩摩つる乃湯9:00⇒:10米ノ津駅前⇒:30中坪林道・矢筈橋
帰り 3時間35分:矢筈橋14:45⇒15:00加紫久利神社:20⇒:40高尾野温泉C17:00⇒出水⇒18:20田浦I.C⇒:40宮原S.A:50⇒20:10鳥栖
山歩きルート 矢筈2号橋の上9:40⇒10:00林道終点⇒:30炭焼窯跡:35⇒:55尾根分岐⇒11:10矢筈岳
矢筈岳12:45⇒13:00鬼立岩分岐(⇒:15鬼立岩:25⇒):40⇒:55炭焼窯跡⇒14:20林道終点⇒:30矢筈2号橋の上
実歩行時間 3時間00分(矢筈2号橋の上⇒矢筈岳 85分)(矢筈岳⇒矢筈2号橋の上 65分、+鬼立岩往復 30分)
駐車場 中坪林道終点に、約5〜6台駐車可。
立ち寄り湯 高尾野温泉 もみじ 300円 TEL:0996-82-5555  休み 第1・3月曜 登山口から 35分位
宿泊先(前泊) 出水市 薩摩つる乃湯、 6,000円/一泊二食、 昼食おにぎり弁当 500円、 TEL:0996-67-5000

◇中坪林道終点登山口へのアプローチ
R3から旧薩摩街道へ、米ノ津駅前を過ぎて右折する。九州新幹線の上を過ぎて、オレンジロードと交差するが直進して矢筈橋を渡る。矢筈岳登山口への道標があり、左の中坪林道へ進む。林道は所々が荒れ矢筈3号橋を過ぎた、約2.2km地点が終点で駐車場所もあり矢筈岳登山口となっている。今回は道が悪いので矢筈2号橋の上の道脇に駐車する。

矢筈橋を越えて
直ぐ左へ 中坪林道の道標

高尾野温泉センター

麓(米ノ津)から
矢筈岳‥綺麗な三角形
ここで一句
歌碑の上 初雪のこる 矢筈岳
餌場には 野鳥も群れて 鶴の里
不知火を 見下ろす歌碑や 冬の雲
狩の山 鈴音高く 雪を踏む
残雪の 山に登りて 歌碑を詠む
矢筈岳 何処から見ても 際立てり 三角形の 矢じりのごとく
出水ツル観察センター‥一万羽の越冬ツルを見物
山歩き前の早朝に、宿舎から約15分くらいの出水ツル観察センターにて、一万羽が飛来している越冬ツルを見物しました。


ナベツル

マナツル

◇矢筈橋⇔林道終点⇔鬼立岩分岐⇔(鬼立岩)⇔矢筈岳
中坪林道は途中から未舗装の悪路で、矢筈2号橋を過ぎた道脇に駐車し歩き始める。3号橋を通ると林道終点で、道標があり登山道に入る。沢沿いに右左に横切りながら上ると前に矢筈岳が見え杉植林や炭焼窯跡の横を通る。沢は源流部の浅い谷間となり登りつめると鬼立岩分岐に出合い、左の平坦な尾根樹林へ進む。綺麗な自然林を見ながら歩くと急斜面にかかり、残雪に滑る足元を踏ん張りながら登ると矢筈岳山頂に到着。山頂は一等三角点と歌碑があり下の広場には祠もある。360度の展望は八代海・天草諸島、霧島連山や噴煙をあげる桜島・紫尾山、遠くの開聞岳など素晴らしい眺望である。下りは鬼立岩を巡り、往路を戻る。下山後に加紫久利神社に立ち寄って、往時を偲ぶ。今回は南国の初雪や樹氷に出合い北薩摩二山の山歩きと出水の越冬ツル見物も楽しんだ。

矢筈3号橋で

中坪林道終点の登山口
沢沿いに上る
炭焼窯跡

残雪の沢源流部を登る

鬼立岩分岐を左へ

山頂下の急坂を登る

矢筈岳山頂で

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山頂の歌碑‥高山彦九郎
草も木もなびかさんとや梓弓
矢筈が岳に登る楽しさ

展望の良い
北広場と祠

山頂で
昼食休憩

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山頂からの眺望

鬼立岩への山道
 眺望の良い 鬼立岩へ
鬼立岩の上

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鬼立岩からの眺望
◇加紫久利(かしくり)神社
米ノ津の登山口側にある加紫久利神社は「薩摩二の宮」とよばれ、奈良朝のころと伝えられ、天照大神が祭られている。
矢筈岳は雄岳といわれ、昔は「加紫久利山」ともよばれていたと伝えられている。




                                    (たはらやま)

友遊山歩き